今は音楽や映像、PC関係だけではなく出版関係の商品も異常なまでにその種類や数を増やし続けている。
昔は小説及び漫画雑誌、TVガイド、アイドル雑誌、ファッション誌、ゴシップ誌等、大抵は皆がタイトルを一度は耳にしたことのあるものが多かったはずだが、最近では書店に行く度同ジャンルの雑誌が競い合うようにずらりと四方に並んでいて、その様は本好きの私でさえ見ていて息苦しくなる程だ。
そして最近は露骨に“番組や映画の宣伝をしたいタレント達”が“同時期に”TVに出演したり雑誌のインタヴューを受けていることが多い。
それを追いかけるファンも大変だが恐らく当のタレントはもっと大変な思いをしていることだろう。TVにも雑誌にも使用されるのは実働時間の数十分の一ぐらいでしかないのだから。
百~百五十近くの取材にTV出演、舞台挨拶。その整った容姿からか良い意味でも悪い意味でも“お人形さん”のような彼女のCMは手間や時間が必要以上にかかるであろうものばかり。
人間だからプライベートで厭なことや哀しいこと、機嫌が悪いことだってあるだろう。
だからと言ってせっかく遠くから足を運んできて下さった“お客様”に不機嫌に接していいということにはならないが、常に周囲が自分に対して警戒心を剥き出しにしていたら多少は身構えてしまうのもそれを不快に感じてしまうのも――或いは“期待”に応えなければならないのかと開き直ってしまうのも――分からないではない気がする。
恐らくクリエイティブな思考の持ち主で完璧主義で、正直だけど不器用なのだ、彼女は。でも頭が悪いわけでは決してないと思う。悪くないから――周囲が面白がって肉付けしていった自分自身のイメージに振り回されてしまってもいるのだろう。
表舞台でにこにこと必要以上に愛想を振り撒いて裏では人を詰ったり椅子を蹴り飛ばしているようなタレントよりは余程
(よっぽど)マシだと私は思う。
……いや、こういう解釈をするのは私の性格上の問題もあるんだけどね?(苦笑)
ファンや関係者に一度きちんと謝罪するのはまぁ当然。
でもその後は今まで通りに活動してもいいんじゃないかな。
相変わらず綺麗な女性には甘い私(男性にはキツイんだが……←普通は逆です:苦笑)。
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