実はここ数週、私には気懸かりなことがありました。
通常ならば09月下旬~10月上旬頃に届くはずの請求書が二~三通、待っても待っても自宅に配達されてこないのです。
その内請求元から自宅に電話が入り、当然のことのようにこう訊ねられました。「最近お引っ越しか何かされましたでしょうか? 請求書が宛先不明で戻ってきたのですが……」「…………」
?????
「――いえ、引っ越しなんかしていませんし、この家にはもう三十年以上棲んでいます。今までそちらからの郵便物が届かなかったことなんて一度もありませんよ」
「おかしいですね」
「そうですね」
こんな会話を二~三件繰り返し――数日後の10月10日。
私は事情を話す為にゆうちょ銀行へと電話をかけました。
結果。
――…………やっぱりか……
最近私の周辺で変わったことといえば“郵政民営化”と“隣家の引っ越し”。これ以外には考えられない。このどちらか、或いはどちらもが原因で家に郵便物が届かなくなってしまったのではないか?
しかも届かない郵便物にはもう一つの共通点がありました。それは“小さな活字で宛名が印字されている郵便物”であるということ。
そこから考えて、私と姉はある一つの可能性を考えていたのです。
1:郵政民営化によって配達員が変わった。
2:私の自宅は住宅の上部屋番号がないので“同じ住所の家”が一~二階合わせて十軒近く並んでいる。
3:最近引っ越した隣家には未だ目立つ文字で“廣瀬”という表札が掛かっている(ちなみにお隣も三十年以上棲んでいらしたようです)。
4:そして私の家の表札は立派ではあるがよくよく注意深く見ないと読み辛い色、字体で創られたものである。
5:私の自宅は一番奥にある。
……まぁ簡単に言うと、この配達慣れしていないゆうちょ銀行の配達員さんが家の名字と字面が似ている隣家の表札を読み間違え続けているのではないかと。
で、先方が調べた事情を聞いてみたらやっぱりその通りでした。
10月10日までに支払わなければならない請求書が紆余曲折の末に私の手元に届いたのが今日、13日。
事前に予測して銀行振込を完了させ、請求先に連絡しておいたから良かったもののぼんやりしていたら一体どうなっていたことか(怒)。
でもオペレーターのお姉さんに怒るわけにはいかず、配達員さんにも悪気があったわけではなく。
「万一延滞料金が発生したらそれは支払うように」ということと「以後こういうことがないように」と名刺を受け取り、納得することになりました。
長かった約二週間。二度とこのようなことが起こらないことを祈ります。
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