03月31日に赤江瀑先生の文庫傑作選が揃ったので、その収録作品を簡単に御紹介しておこうと思います。
≪赤江瀑名作選≫学研M文庫刊
・上空の城
・花曝れ首
・阿修羅花伝
・春喪祭
・春の寵児
・平家の桜
・月曜日の朝やってくる
・悪魔好き
・八雲が殺した
・奏でる艀
・隠れ川
・伽羅の燻り
・海峡――この水の無名の眞秀ろば
・赤江瀑インタビュー
≪
赤江瀑短編傑作選[幻想編] 花夜叉殺し≫光文社文庫刊
・花夜叉殺し
・獣林寺妖変
・罪喰い
・千夜恋草
・刀花の鏡
・恋牛賦
・光悦殺し
・八月の蟹
・万葉の甕
・正倉院の矢
≪
赤江瀑短編傑作選[情念編] 禽獣の門≫光文社文庫刊
・禽獣の門
・雪華葬刺し
・シーボルトの洋燈
・熱帯雨林の客
・ライオンの中庭
・ジュラ紀の波
・蜥蜴殺しのヴィナス
・象の夜
・卯月恋殺し
・空華の森
≪
赤江瀑短編傑作選[恐怖編] 灯籠爛死行≫光文社文庫刊
・花帰りマックラ村
・雛の夜あらし
・影の風神
・七夜の火
・海贄考
・忍夜恋曲者
・原生花の森の司
・宵宮の変
・鬼会
・砂の眠り
・艶かしい坂
・海婆たち
・灯籠爛死行
全てのタイトルにざっと目を通してみて、≪
赤江瀑短編傑作選[恐怖編] 灯籠爛死行≫に私の好きなお話が集中していることに気が付きました。
≪花帰りマックラ村≫とか≪七夜の火≫とか≪海贄考≫は昔読んだ時にぞっとしたのを憶えています。…あぁ成程、だから[恐怖編]なんですねー。
欲を言えばこの中のどこかに≪金襴抄≫と≪シロップ池の魚≫と≪鸚鵡の年≫が欲しかったなぁ。あと≪ハエン縣の灰≫とか……。凄く印象に残ってるんですよー。この辺りも読んだ後、非常に複雑~な気分にさせられましたけどね~(苦笑)。
この方の作品というのは何故か発刊後すぐに絶版になってしまう為(そしてファンがなかなか手放さない為)美本を入手することが大変に困難で、私はまぁ死ぬまでに一つでも多くの作品を拝読出来ればいいかなと思っているのですが、いつか簡単な全著作リストみたいなものを作れたらいいなと考えています。
って言うか、ここ(ブログ)になら簡単に作れるんだけど。並べるだけならね?
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