文学として面白いものもあるとは思うし全く否定もしないんだけど、渡辺淳一氏の書く≪愛の流刑地≫や≪失楽園≫のような作品に“これが究極の愛だ!”と繰り返されると“そうか?”と首を傾げたくなる時がある。
短期間に激しく愛し合って“その愛が消えるのが怖いから死にたい”というのは“究極の愛”というのとは少し違う気がするんですね、私は。
だって“その愛が消えるのが怖いから死にたい”なんて言うってことは、要するに“近いうちに心変わりするかも知れない”程度にその愛情は危ういものだということでしょう?
それが“究極の愛”かな?
――――御手洗が鼻で笑いそうだぞ、おい(笑)。
いや、色んな意味で。“人の恋愛感情を莫迦にしている”という意味でじゃなくてね?
ねぇ 君
今日も遠く離れた 空の下で
それなりに幸せに 暮らしているかい?
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