世間では“御石倦怠日記”だとか“二人の仲が悪いから読むのが辛い”と言われ続けているらしいこの作品、私は大好きなんですが、先日私がお世話になっている御石サイト様の日記にてもう一つこのお話の興味深いシーンを教えられ、久し振りに胸を疼かせてしまいました。
っつーか、
手、繋ぎっ放しで歩き廻ってやがりましたか。
そーですか。
ああ、どうして“ちょっとおかしいんじゃないか”とか“僕達一体何なんだろう”と疑問に思わないのかな和己は。
って言うかどうして手ェ繋いだり抱き付いたり囁いたりしまくるかな御手洗は(笑)。
「石岡君、ぼくは今非常に忙しい。そんな議論はこんどにしよう。君はただぼくを信じてくれればいいんだよ」
「そうはしたいけど、でもこんどのは、あまりにあり得ないこと……」
「どんなにあり得ないことでもだ、石岡君。ぼくがあり得ると言ったらあり得るんだよ」
「ああ、そう……かなあ」
・・・・・・
すると御手洗がこんなふうに自信満々でささやく声が、私の耳もとで聞こえた。
「もう少し待っていたまえ石岡君。もうじきぼくがあの鉄塔を、跡形もなく消してごらんにいれるよ」
≪眩暈≫より
一つ目のプチ洗脳もどうかと思うが問題は二つ目の“自信満々な囁き声”。
これ石岡君一人っきりの時の描写なんですよ。
――――
お前幻聴まで聞こえるんかよ!?(←聞こえます:笑)
末期だな!!
その昔とあるサイトの管理人様が“御手洗と石岡君はプラトニック。だけど御手洗は石岡君との生活の中で絶えず達きっ放しだったのではないか”というようなお話をされていたことがあるのですが、それも絶対にないことだとは言い切れないような。そんな気が。
寝てる間にキスとかされてたらどうしよー石岡くーん。
でもこんなにこんなに好きなのに何もないからこそ切ないような。そんな気も。
奥深いな~、御石!!
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