常々思っていることなんだけど。石岡君って不思議。
謎解きに行き詰まり、
居もしない御手洗の声が耳元で聞こえたと一人で騒ぎ始めた時も心底危ないと思ったが。
そんなことより彼の天然ぶりと言うか、鈍感さだけは本当に困ったものだとつくづく思う。
『最も大事なこと、これから君が学ぶべき最も大事なことはね、まず愛すること、そしてそのお返しとして、愛されることなんだ。それが君にとって一番大事なことなんだよ。まず愛すること、そのお返しに愛されることさ……』この曲が流れた時「これは君の歌だね」と御手洗に耳元で言われたのだという石岡君。
しかし何故か彼はその数年後に御手洗が言いたかったことの意味を以下のように解釈してしまう。
『まず愛せない者に、愛される資格はない』――。
――そうか? と読者の皆はこの彼の考え方に首を傾げたに違いない。
恋人を失ってボロボロに傷付いている友人に対し御手洗がそんなことを言うだろうか? 彼は案外(?)弱者には甘い顔を見せる男である。
こんな辛辣な言葉をこの時期の彼に与えるということはどうしても考え辛い。
いやいや、そんなことよりこの曲を通して伝えたかった御手洗の想いはこちらであると考える方が自然ではないだろうか?
『僕を見て。そして僕を愛してよ石岡君。そしたら僕は世界中の誰よりも深く強く、君を愛してあげるから……』
――――寒! って言うか、
臭っ!!(笑)
まぁこういう形で表現するとアレなんですが、意味的にはこっちの方が近いんじゃないのかなー、と……――思いませんかー? 皆さん。
って言うかこれ、“歌詞が英語で石岡君には容易に理解出来ない”というところも重要ポイントだったと思うんですよ。だからこそ御手洗はさらっとこんなことが言えたんじゃないかな。「どうせ君には解らないんだろうけどね……これが僕の気持ちなんだよ」みたいなさ。そういや01月27日の日記でも同じようなこと書いたけど。
こういう“気付くか気付かないか”みたいなギリギリ感が好きなのかなー、奴は。
でもこれは謎を謎のまま放っておいたからこそ続いている関係だったりするのだと思ったら「あれっ」とまた首を傾げたくなりますね。
石岡君って結構解らないことがあると何でも知りたがる人なのに。前々から疑問に思っていたんだけど、彼、御手洗の感情に関してはあまり深く突っ込もうとしないところがあるんですよ。
何でだ? 興味がないわけではないはずなのに??
石岡君って……不思議。
[1回]
PR